2015年12月11日金曜日

宮川町 二人のお店だし

10日、花街宮川町のお茶屋・駒屋さんで本年最後を飾る「二人の店だし」が行なわれた。師走を彩る南座歌舞伎公演「吉例顔見世興行」に出演中の中村鴈治郎さんと片岡秀太郎さんのおめでたい目録が飾られていた。
午後12時過ぎ、無事を祈って女将さんがカッチカッチと火打ち石を使っていた。
宮川町の地方(じかた)として活躍する千賀福(ちかふく)さん、お姉さんと決め、三々九度の盃を交わす「お盃」の儀式が行われ紹介した。
晴れて初デビューする舞妓さんは、右『千賀明』さんと左『千賀遥』さんのお二方であった。
華やかな色紋付に身を包んだ二人の新舞妓さんの「明」さんと「遥」さんは写真撮影に臨んだ。
お稽古する歌舞練場のお茶組合へご挨拶に向った。

女衆さんの後に続き、二人の新舞妓さんの「明」さんと「遥」さんは「おかぁはん、これからもよろしゅうにおたの申します」と、お茶屋の女将さんに挨拶を交わした。
花街デビューで日ごろご贔屓になっているところにご挨拶に回った。
お茶屋で住み込みをして半年~1年程度修業し、作法や舞、花街言葉などを習得、そして晴れてデビューの「店出し」をするという。
幼い少女が晴れて正式に舞妓さんになったことを祝って、べっ甲や銀の挿し物など店だしの特別な髪形になった。
正装の黒紋付に身を包み、約20キロにもなる着物を着付けや約7mにも及「ぶだらり帯」は舞妓さんの代名詞、裏方は男性の専門職という。
舞妓さんが華々しく花街に初登場、「明」さんと「遥」さん、お身体に気をつけて「がんばっておくれやす・・・」。
日ごろ、ご贔屓筋になっているお茶屋さんなどお店に挨拶、宮川筋をぐるっと廻り、二人の舞妓さんの「明」さんと「遥」さんは「ただいま帰りました」と告げた。 (12/10撮影)

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